大舞台で 奏で 舞う

2月4日(月)に鹿児島市民文化ホールにて鹿児島教区仏教婦婦人会主催で如月忌(きさらぎき)が行われました。如月忌とは九条武子(くじょうたけこ)さまのご命日の法要ことをいい、毎年鹿児島別院で開催しておりますが、ただいま別院本堂修復中ということで今年の会場は市民文化ホールでした。この如月忌の午前の部に【鹿児島雅友会】が雅楽の演奏と舞楽を披露することとなりまして、この1ヶ月半特につめて練習を重ねてまいりました。

前日は最終的な練習会を開き、細かい音の調整を行いまして、当日は朝一番で舞台のセッティングなど準備しました。開会の時間が迫るとご婦人方が続々と会場入りし、当日は県内各地から1000名近くの方々がお集まりでした。
開会式が終わりいよいよ私共の出番です。何しろコンサートホールという大舞台での演奏でテンションが上がりますが、皆少々緊張気味でもありましたね(笑)

いざ緞帳が上がり1曲目は『越天楽幻想曲』、これは私の知人のピアニストにシンセサイザーの伴奏を弾いて貰い、その音源に合わせて演奏しました。2曲目からは舞楽『陵王』、小乱声・陵王乱声・沙汰調音取・當曲・案摩乱声・長慶子の順で演奏。今回を機に雅友会では本格的に舞楽を導入することとなり、舞台セットも会員のメンバーで一から製作、想像以上に立派なものが出来上がり会員全員大喜びでした。

演奏が終わり楽屋に帰ってきてからも、皆まだ興奮冷めやらぬ状態で、大舞台で演奏できたことを喜び、讃え合い、また反省もすることでした。楽しい演奏時間はアッという間に過ぎましたが、まずはこの如月忌に向け皆で取り組んできた時間は大変貴重で有意義なものだったと思います。皆の協力あってこその舞台演奏が成就しました。
この度の経験を踏まえ、さらに練習を重ね技術を向上させ、ますます会が発展していくことを望んでいるところです。そして多くの方々に素晴らしい伝統芸術である雅楽の音色 舞楽の魅力を伝えていきたいと考えております。

会員の皆さま、おつかれさまでした。 
そして【鹿児島 雅友会】これからも皆で盛り上げていきましょうぞ!

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