正月三大法要

 新年あけましておめでとうございます。
毎年お正月には3つのご法要をお勤めしております。
まずは、元日の【元旦法要】 “新年の初参りはお寺で” “まずは所属寺に参ろう”と呼びかけております。新年は親鸞聖人ご執筆の「正信念仏偈」の拝読より初める、これが何とも清々しいもので、良きスタートをきれるものであります。今年は割と暖かいお正月で多くの方にお参りいただきました。お勤めの後 法話、前日の大晦日にテレビでスポーツ特番が放映され見ていましたところ、元プロ野球選手 清原和博さん親子が特集されており、それに感動した私はそのことを踏まえ、親の御恩ということでお話しさせていただきました。

 三日は【成人祝賀法要】 この日は毎年曽於市の成人式が開催され、その式典に出席した後にお寺にお参りに来てくれます。保育園や学童クラブで過ごした子どもたちはすっかり大きくなり大学でのことや仕事先でのことを話してくれました。皆で「讃仏偈」のお勤めをしましたら、『こんなふうにおつとめしていた、懐かしい〜!』と振り返っていました。法話では“いのち”ということについて話をし、アーティスト二階堂和美さんの「いのちの記憶」のCDをプレゼントいたしました。

 七日は【七草慶讃法要】晴れ着に身をつつむことが何より嬉しい子ども達。女の子は袖をひらひらと、男の子は袴にさしている扇子を振り舞わす。それを見ている親の顔が、これまた嬉しそう! 毎年見るこの光景は私が楽しみにしている一つです。
 例年阿弥陀さまの前で写真を撮るのですが、今年七草を迎えられた子どものお母さんが、ご自分が幼き頃 撮った写真がご自宅の仏間に飾ってあるそうで、同じように我が子ができることを大変嬉しく思うとの有り難いお言葉をいただきました。世代を超えてというところがいいですよね。
 さて、法話では、これまで多くのものに支えられて生きてきたということと、阿弥陀さまがいつもご一緒であるという話をさせていただいたことでした。皆さま七草のご成長おめでとうございます。

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