ドナルド・バード

小さい頃より父のトランペットを聴いていたせいか、この音色に魅力を感じる私です。
数多いるトランペッターの中で、今回はこの方を紹介します。“ドナルド・バード”
ハードバップ・トランペッターの代名詞のような人で、50年代当時流行のフャンキージャズの旗手の一人でもあります。

そんなバードは、演奏活動以外にも活動範囲を広げ、コロンビア大学で黒人問題や公民権問題の研究に従事し博士号を取得、またハワード大学やニューヨーク大学等で教鞭を執ったりもしていました。学問から得たものを音楽として表現するなどして、現在の世代も含めミュージシャンのみならずアフロアメリカンの精神的支柱として大きな存在であったといわれています。

さて、彼のアルバムといえばまずもってフャンキージャズの代表作『フュエゴ』となりますが、今回はあえてブルーノート第1作目の『オフ・トゥ・ザ・レイシズ』と  『バード・イン・フライト』を推薦します。1作目は初リーダー作でまだまだなんですが、割とリズムが良く聞きやすいのが特徴で、イン・フライトには特に私のお気に入りの曲「マイガール・シャール」が入っています。

とにかく濃いハード・バップの香り満載  ぜひ聴き耳を!!

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