沖縄県平和資料記念館にある「展示むすびのことば」
沖縄の実相にふれるたびに
戦争というものは これほど残忍で これほど汚辱にまみれたものはない と思うのです
この なまなましい体験の前では いかなる人でも
戦争を肯定し 美化することは できないはずです
戦争をおこすのは たしかに人間です
しかし それ以上に
戦争を許さない努力のできるのも 私たち人間ではないでしょうか
戦後このかた 私たちは
あらゆる戦争を憎み
平和な島を建設せねば と思いつづけてきました
これが あまりにも大きすぎた代償を払って得た
ゆずるこのできない 私たちの信条なのです