「いただきます」と「ごちそうさま」はおかげさま

浄土真宗本願寺派では食事の際に合掌して「食前のことば」と「食後のことば」を申すことを奨励しております。この「食事のことば」は昔からあり、時代に応じて少し変化したりしておりますが、数年前に「ことば」が新しく制定され、このたび本願寺派総合研究所にて普及用チラシとポストカードが制作されましたので紹介します。

【食前のことば】
多くのいのちと、みなさまの おかげにより、
このごちそうを めぐまれました。
深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。

【食前のことば】の解説
わたしたちは、食べ物をいただくことで、毎日を過ごしています。この食事には多くのいのちをいただいています。またこの食事が私の口に届くまでには、多くの方のご苦労がありました。阿弥陀さまは、わたしたちが、多くのいのちと、みなさまのおかげによって、初めて生きることができているのだと、明らかにしてくださいました。このご恩を、お食事を大切にいただきましょう。

【食後のことば】
尊いおめぐみを おいしくいただき、
ますます 御恩報謝に つとめます。
おかげで ごちそうさまでした。

【食後のことば】の解説
お食事をいただいたわたしたちは、尊いおめぐみをいただきました。多くのいのちと食事を用意してくださった方々のご苦労を思い、そのおかげでいのちをいただいています。いまここにいのちあるわたしを、必ず救うと願い、支えてくださっているのが阿弥陀さまです。このご恩を思い、阿弥陀さまの願いに応えようと、精一杯に生きていきましょう。

「いただきます」と「ごちそうさま」は まさしくおかげさま
ご家庭でも外食でも、家族みんなで手を合わせ「ありがとう」の気持ちを抱いて食事をいただきましょう。

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