献納会 華やかに

初夏の強い日差しが降り注いだ5月21日、京都ご本山で宗祖親鸞聖人降誕会が勤修。その御法要のあと【第49回雅楽献納会】が開催され私も出勤させていただきました。今年は全国各地より134名、様々な雅楽の団体が参加したそうで、「鹿児島雅友会」からも4名出席しました。

本山の御堂後ろ境内地にある耕作の間が控え場所で、そこから見える百華苑の庭が本当に美しくてうっとりするほど。時折吹く初夏の風を肌と心に感じながら音合わせをして本番まで待機しておりました。

いよいよ時間となり我々が御影堂に着座しますと、ご門主さまがご入堂ならびにお焼香。司会の方より全国の参加雅楽団体が紹介されましが、我々の「鹿児島雅友会」の名前が呼ばれた時にはやはりうれしく思いましたねえ。全国の雅楽会を代表し、「天王寺楽所 雅亮会」楽頭の小野氏よりご挨拶と楽曲の説明がありまして、その後 皆で雅楽を献納いたしました。今年の楽曲は双調の「鳥急」と「胡飲酒破」、その日の京都は気温が30度位あり、また御堂の中も熱気が溢れておりまして、汗だくになりながら2曲吹かせていただきました。

私は初めての献納会出席、1月の御正忌報恩講でも雅楽で出勤いたしますが、その時とはまた違う明るい雰囲気で皆楽しそうに雅楽を奏でておりました。この献納会は「親鸞聖人700回大遠忌法要」を機縁として始まったそうで、来年が第50回を迎えます。節目の年になりますので来年も出席させていただきたいと思います。

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