久々の御法座うれしや

【秋季彼岸法要】並びに【永代経法要】を9月18日と19日に勤めさせていただきました。約半年ぶりの御法座です。 今年は新型コロナウイルス感染拡大のために,3月以降休座しておりましたが,現在曽於市で感染者は未だ一人もいない状況にあり開座といたしました。正心寺としても日常も消毒をしたり換気や空気清浄をしたりして対策はしておりますが,このコロナ渦で正直どのくらいの人数が参拝されるか予想できませんでしたが,いざ蓋を開けてみると,これまで通り,いつものようにご門徒が参られ,ホッと一安心でした。それもそうでしょう,これまで何人もの方に『先生,ご法座がないと寂しい〜』や『やっぱい、定期的に仏さまん話を聞きたか』という声を聞いてきました。普段よくお寺に参られる方は,本当に御法座を心待ちにしておられたのだなあとつくづく感じました。またこんな方も。『お寺に参らないと会えない人もいる。お寺に行って,あの人に会いたい』と。まさしくお寺が人と人をつなぐコミュニティーの場であることも再確認することでした。

木下明水 師

 さて法要全体で1時間で終わるように,勤行も住職挨拶も短くして御法話を賜りました。今回の御講師は熊本教区 勝明寺の木下明水師。講師も十分にコロナ対策をされて来寺され,演台ではアクリル板を設置しマスク着用でお話しされました。相変わらず聞きやすく分かりやすくありがたいお話,先生ご自身が仏さまのお慈悲のお心を悦んで,楽しそうにお話をされる姿が印象的でした。

 私といえば・・・法要初日のお勤め登礼盤の際,久々に御法座をお迎えし,お同行もお見えになり,阿弥陀さまを拝顔したその時,感極まってお経を読む声が詰まってしまいました。なんだか有難かったです。やはり嬉しかったです。皆さんと一緒にお勤めできますこと,一緒に仏さまのお話が聞けますこと,顔をあわせ話ができますこと,とてもしあわせなひとときでした。

 御法座は一人ひとりのために開かれます。

 私一人のために開かれます。  南無阿弥陀仏とご一緒です!

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