【もったいない ばあさん】

もったいない ばあさん  真珠まりこ
日本には素敵な言葉が沢山あり、今あらためて見直されております。『おかげさま』 『ありがたい』 そしてこの『もったいない』がそうです。
環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したアフリカケニアの女性ワンガリ・マータイさんが来日の際にこの言葉を耳にし感銘を受け、世界共通語として“MOTTAINAI”を広めることを提唱しました。このキャンペーンは世界的な活動として今なお展開されています。

さて、この絵本の作者は「真珠まりこ」さんという方で、彼女も環境問題のとりくみなどにも活発に活動しており、こう話をされています。
『この国には、食べ物も、ものも豊富にあって、子ども達が“もったいない”の意味を実感するのは容易ではありません。もったいないの日本語は、ものの価値を生かしきることなく簡単に捨ててしまったり、無駄使いする時に使われていますが、言葉の中には自然の恵みやものを作ってくれた人への感謝と思いやりの気持ちが込められています』と。

このシリーズの絵本はその後も次々と出版されており大好評です。この絵本をきっかけに、日々の生活の中で“もったいない”の具体的なアイデアが出てくると楽しいですね。

日本から生まれた「もったいない」が今、世界をつなげるアイコトバ「MOTTAINAI」へ

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