先日 何げなく立ち寄った本屋で、一冊の素敵な絵本と出合いました。
柔らかなタッチで描かれた表紙に惹かれ、手に取ってパラパラとページをめくっていくと、目頭が熱くなり胸にグッとくる感覚がありました。
その本は【ちいさなあなたへ】というもの、作者はアリスン・マギー 訳者は なかがわちひろさんです。アメリカで発売されるやいなや世の母親たちに絶賛されたそうです。
私はこの本を読んで、仏教の四苦八苦のみ教えの四苦(生苦・老苦・病苦・死苦)に通ずると思いました。人が生まれ、成長し、時に病を患い、やがて老い、そして死を迎える、 そして生きていく中では、なかなか思い通りにいかない日々もあるだろう・・・と。
親であることの喜び、また親であるがゆえの苦しみ、つらさ、寂しさ等、普遍の真実があたたかな絵とシンプルな言葉で語り尽くされ、読む人の涙を誘います。
大人向けの絵本で、プレゼントにも良いですよ! 生涯の宝物になるかも!
