この鹿児島、この大隅に大変ゆかりのあるコーヒーを紹介します。
今から約50年前「カリブの楽園」といううたい文句で日本政府の勧めがあり、1956-1959年 過去最悪という移民政策が当時とられました。中米のドミニカへ249家族、1319人の日本人が移住、しかし約束されたはずの農地は与えられず、過酷な生活環境に苦しんだそうです。移住者の一部が国を相手取り損害賠償を求めるなどして訴訟を起こしたこともありました。その移民としてドミニカ共和国に渡った田畑初さんという方が、大隅町の出身で、そのひ孫さんが保育園の園児におります。
当時のあまりにも過酷な環境に帰国や転住が相次ぎ、残ったのは田畑さん一家だけだったそうで、入植して間もないころハイチ人から譲り受けた1本のコーヒーの苗を山の斜面に植えコーヒー園を育て上げました。しかし一口では語れないほど、これまでの苦悩は凄まじいもので現在でも日本のように決して恵まれている環境ではないようです。
(雑誌や新聞から文章抜粋)
田畑さんは当時の国策に翻弄されてもなお情熱と希望を持ち続け、コーヒー作りに命を懸けてこられました。今年テレビ朝日系列で放映された「世界の村で発見こんなところに日本人」という番組でも田畑さんの特集が組まれました。
その田畑初さんの素晴らしい作品、魂のコーヒーと言われているのが、【田畑ファームスペシャル】というコーヒーです。フルーツ系の酸味と香りが最大限に引き出された極上の逸品であります。私は初めて飲んだ時、さらさらとノドを通る感覚にビックリしたことを覚えています。ヨーロッパではセレブの方たちも愛飲すると聞きました。
ぜひ一度 飲んでみてくださいませ。通信販売でも購入できます。
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