〇〇過ぎの見直し

食べ過ぎた 最後の一口 繰り返し

何気に見た川柳です。お店に行くと良く「食べ放題〇〇〇〇円」という表記を目にします。最近はメガ盛りなんて言葉もあります。食べ過ぎたら身体に良くないということは、頭では分かっていてもついつい食べ過ぎてしまい、体調を崩したり病気になったりする原因のもとになります。一方、野生の動物には食べ過ぎはないそうです。どんなにおいしいものがあっても、ある程度お腹が満たされると食べることをピタリと止めるそうです。その点、人間はいやしいものです。欲食いをします。一皿よけいに食べてしまいます。動物の場合は本能のままですが、人間は本能を越えて欲望に振り回されるのです。

「飲み放題」でもそうですね。もとをとらなきゃとついつい飲み過ぎてしまう。ほどよい適量で酔っても十分なのでしょうが、もう一杯、もう一杯だけ、と……笑。動物はどんな空腹であっても身体に悪いものには見向きもしないそうです。立派です。そう考えると私たち人間は愚かなものです。

以前、小学校の授業で「小欲知足」という話をさせて頂いたことがありますが、今思うと欲の多い私がお恥ずかしい限りです(笑)
「小欲」とは、まだ得られていないものを欲しないことであり、「知足」とは足るを知るで、すでに得られたものに満足することです。
唐の時代の代表的な仏教僧である玄奘(げんじょう)は「知足」をさらに深めて「喜足」(足るを喜ぶ)と訳したそうです。今あることを、足りていることを喜ぶことによって、欲望も少し減少していくのかもしれません。

食べ過ぎ飲みすぎの繰り返し、お恥ずかしい限りの人間ですね。動物を少しでも見習いたいものです。
さて、我がふるさと鹿児島、大隅は美味しい物ばかり。悩みますなあ

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