本堂は『聞法の道場』なり!

正心寺では年間を通して様々なご法座が開かれます。ご法座とは仏さまのお話を聞くお座のことで彼岸・永代経法要、報恩講、元旦法要、常例法座等です。
 
さて浄土真宗の本堂の作りは他の宗派とちょっと違います。ご本尊(阿弥陀如来)や宗祖をご安置するトコロを内陣(ないじん)といい、皆さまが座るところを外陣(げじん)といいます。他の宗派では内陣の方が広いのですが、真宗の寺院では外陣の方が広いのです。 なぜか・・・?

それは多くの方がお参りし仏法の話を聞くために、そういう作りになっているのです。
浄土真宗では何よりも【聞く】ということを大切にします。  本願寺8代蓮如上人もこうおっしゃっております。『仏法には世間のひまをかきて聞くべし、 世間のひまをあけて法を聞くべきように思うこと あさましきことなり 仏法には明日ということ あるまじきそうろう』と。 平たく言えば、時間が空いたので仏法の話を聞くのではなく、何としてでも仏法のお話のご縁に遇わなければならないということでありましょう。

仏さまのお話は いま 聞かなければなりません。私が 聞かなければなりません。
本堂は まさしく『聞法の道場』なり。仏さまのみ教えを頂き、教えと共に生かさせていただきましょう。

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