先月私の住んでいる曽於市の市立図書館でで絵本作家【長谷川義史】先生の絵本ライブが開催されました。 絵本の読み聞かせばかりではなく、その絵本作成までの思いやいきさつ、ウクレレによる歌のライブなど先生の人間性溢れる素敵なライブでした。
何冊か絵本を購入しましたが、その中の1冊「じゃがいもポテトくん」を紹介します。
八百屋で売っているじゃがいもは、家族親戚みんなで北の国からやって来ました。お店で仲良く並んでいたんですが、次々といろんな方に買われていって離れ離れになってしまいました。絵本の中でも「悲しい話です」というフレーズが何度か出てくるのですが、いやいや悲しいだけじゃない、そこからが面白いんです。
ある日の幼稚園での昼食タイム、お弁当箱を開けたとたん・・・涙と共にお別れしたと思っていたはずが、ポテトフライになったお父さん、しっとりポテトサラダになったお母さんなど みんな違う形で、いわば変身して再会を果たします。よかった、また出会えて本当によかったと思わせます。
そういえば、ドイツ語で別れの挨拶は『アウフ・ヴィーダーゼーエン (また会いましょう) 』ですし、中国語では『ツァイ・チェン (再見) 』で、いずれも再会を期した言葉ですよね。 別れてから もう二度と会えない 永遠のさよならほど つらいものはありません。
さて、南無阿弥陀仏のみ教えは『また会う』ことのできる世界をいただきます。
すなわち阿弥陀仏のはたらきでお浄土に生まれ、先に往き生れし方々と再会をはたすわけです。 もちろん、あくまでも仏としてです。いわば仏に変身(笑)して再会をするんですね。 ナモアミダブツ・・・
【じゃがいもポテトくん】、主人公のジェームス 皆にまた会えてよっかた!!