NHKで今年放映中の連続テレビ小説「エール」は作曲家「古関裕而」さんをもとに制作されているドラマです。小関さんの作品には、阪神(大阪)タイガース応援歌「六甲おろし」や高校野球でお馴染みの「栄冠は君に輝く」など数多くの作品がありますが、その中に仏教讃歌もいくつかあるんです。その中の一つ、親鸞聖人700回大遠忌法要の記念につくられた「しんらんさま」、この曲は私も好きでたまにふと口ずさみます。
♫そよかぜ わたる あさのまど
はたらく てのひら あわせつつ
なむあみだぶつ となえれば
しんらんさまは にこやかに
わたしの となりに いらっしゃる 🎶
この「しんらんさま」の曲のレコード化は広島教区から始まったようで、昭和38年 日本コロンビアレコードから発売。そして歌うのは人気歌手の島倉千代子さん。当時島倉さんはこう話しています。『真宗関係の皆さまに見守られながらこの歌に取り組んだ私の気持ちは格別でした。「しんらんさま」に本当に親しく触れさせていただいたような気がします。私の一生に、きっと何か大きな力となり、光となってくださるものがあるという感激をもって歌わせていただきました』と。
そのレコードが正心寺にありました。貴重です!! 私はジャズもたまにレコードで聴くのでプレイヤーがあり、針を落として聴いてみましたが、何とも味わい深い! キズがあって音飛びしますが、これがまたイイんです♪
現在はCDで発売されています。当時に想いを馳せながら聴きたいものです。